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スパーダのエンジンバルブは廃盤です。

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VTZ250のバルブはまだ出たりするみたいですが、径が違います。

現行モデルのVTR250は排ガスの問題で径が小さい。

つまりスパーダのバルブ径はこの車種で終わってるわけです。

そこが結構不安材料でもあったわけですよ ほとんどの部品は現行モデルとの組み合わせで

対応できてたので、特に部品で困ることはなかったんですが、バルブはどうにもなりませんでした。

軸のガタはバルブガイドで対応できるので、問題はない。ガイドの内径はバルブに合わせてリーマー加工するのでね。

ヘッドのシートリングも内燃機屋さんで入れ替え可能。

問題はバルブフェイスの45度面。 ここが荒れてくるとフェイス研磨をしますが

いつまでもできるわじゃありません、研磨すればするほど減るので(当たり前ですが・・・)

バルブは潜る方向になるわけで、圧縮も落ちる方向になるけです。

前置きが長くなりましたが、昨年の夏前くらいからバルブメーカーさんと色々とやり取りをしてまして

製作していきましょうということになりました。 ロットや単価の問題で時間がかかってしまいましたが

この度やっと試作が出来上がりました。 本来こういう部品は何千というロットで作られる物なので

個別対応っていうのは難しいんですよね。

対応していただいたメーカーさんに感謝です

しかし、バルブという物は 形を成して 終わり。というわけにはいきません。

とてもシビアで難しい物です。

求められる性能が厳しいですからね。 当然バルブメーカーさんが作るものなので間違いは無い物です。

が、当時の指示書を元に製作するわけではないので、材料や表面処理を検討していく段階からの製作になるわけです。

これはバルブメーカーさんがやることではなく バイクメーカーがやることなんです。

バルブメーカーさんも明確な指示がなければ 良い物も悪い物もないわけです

なので、うちが知り得る範囲での指定となるので、メーカーさんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが

うちが問題としてるのは バルブシートとバルブフェイスの相性

硬ければいいわけでもなく、柔らければいいわけでもない。 相性の問題

バルブの性能は圧縮圧力を受け止める。 これに尽きます。開くタイミングや閉じるスピードやらは

カムシャフトやバルブスプリングの性能の問題ですし、混合気の流れや排気の流れはフェイスの形状だったり

ポートの径だったりします。

フェイスに問題が出ると 数値としてタペットクリアランスに出ます。

それかコンプレッションとして出ます。 コンプレッションとして出る場合は体感できますので

走行してればわかります。

タペットクリアランスがどう出るか  狭くなる場合 潜りなのでバルブシートか、バルブフェイスが異常磨耗を

起こし バルブが潜っています。 相性の合わない物は筑波なら30分も走れば詰まります。

逆に広く出る場合、軸端の表面処理の問題や面祖度の粗さなどで、バルブ軸端やロッカアームのアジャストボルトが

異常磨耗を起こして広くでます。

なので、パーツテストとしては、全力で走ってクリアランスを測定するのがてっとり早いわけです。

これはさすがにチーム員さんたちには頼めません。 壊れたら危ないですからね


これが新品バルブ

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INバルブは軸とフェイスは一体物ですが、EXは軸とフェイスが別部品で作られています。

求められる性能が軸とフェイスで違かったりしますので、摩擦圧接溶接がされています。

摺りあわせをして組み込んでいきます。

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このカチっとした感じがたまりません。

バルブフェイスの燃焼室側は、レースのレギュレーションにも対応するように ノーマル形状を元に製作しています。

つまりフラットバルブでは無いんです。 くぼみがありますね。

フロントとリヤの組み込みが完了しました

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軸端です

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ここはここで別の焼入れがされているんですよ。 フェイスとも違う性能が必要になってくるのでね。

さて、早速筑波サーキットにてテスト走行にいってまいりました。

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30分走って、タペットクリアランスの測定  を2回やります。

今回、タペットクリアランスはレースモードでは無く あくまでもテストなのでマニュアル基準の最小である

0.15mmにきっちりと合わせてあります。

これがどう変化するか。

楽しみでもあり、怖くもあります。

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しっかりと回しきり、走行しました。 トルク感が半端ないです。 グイ!っと前に出る感じ

燃料はちょっと濃い目にしてあるので、ピーク回転時のパワー感はちょっともっさりですが、空燃費計での

数値でわかっているので、そこはOK

途中戻って音を確認しようと思ったのですが、スロットルオフの音や加速時の音で絶好調な事がわかって

楽しく走れたので、連続30分走行をしました。

そして、タペットクリアランスの測定 まだエンジンあちちです。

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0.01mmもずれていませんでした

これは結構すごいことです。 相性はかなり良さそうですし、焼き入れの種類やレベルはこれで良さそう!

もう一本走って確認してOKなら製品としてOKですね

ってことで2本目も走行!

走行動画です



良い子はマネをしないでくださいね。


最後転んでじゃいましたが(笑) マシンの調子が良くて、数台でバトル状態になってしまったのが

楽しくてつい・・・・熱くなってしまいました(笑) 特にマシンに問題があったとかではありません。

路面温度の低さと寝かし込みのムリがたたりました・・・・ 怪我はまったくありませんが

クラッシュパッドになかなか上がれなくて寂しかったです


会社に戻ってから タペットクリアランスをもう一度測定

結果、やはり0.01mmもずれていませんでした。

これで製品にGOがかけれます。

2月末から3月くらいには結構な数のバルブが入ってくると思いますので

スパーダ乗りの方、この機会に購入を検討してみてください。

価格はINバルブ 4000円 EXバルブ4300円になります。

販売単位は1気筒単位になります。INバルブ2本、EXバルブ2本の計4本セットです。

お問い合わせはメールにて ishii@propman.jp

よろしくお願い致します。


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