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TT250R

下からは見えないので、上から見てみるか。 簡単に発見できる最後の砦

まあだいたいは見なくてもわかりますが、このエンジンに関してはちょっと色々怪しいので

現状を確認してからばらしてみましょう。

フライホイールのTマーク これでピストンが上死点になります。

この前やったタイミングホイールを使っての本当の意味での上死点じゃなくても

普通にノーマルで組むだけならこのマークで充分です。

P1010157.jpg

この時、カム位置は圧縮上死点か、バルブオーバーラップ状態かのどちらかになりますが

通常、組み上げる場合、圧縮上死点で組みます。

そして、刻線がヘッド面と一致するのが普通ですが・・・・

P1010158.jpg

合ってない。

なんか色々心配になってきました。

とりあえず、ばらしていきましょう。

ヘッドを取り、シリンダーまで取りましょう。

P1010159.jpg

P1010160.jpg

さて、ここまで外れたのでケース内を覗いてみましょう。

P1010161.jpg

ぜっんぜん見えません。

覗いた感じ隙間的な物は感じないなぁ

しかし、「無い」という証明は全てを見尽くして初めて「無い」と言えるわけで

結局ばらさないと「不安」は除けないわけです。

結局・・・・こうなるわけで・・・

P1010164.jpg

嫌な予感、その一

バルブヒット

P1010165.jpg

その二

ケースに何かがヒット。クラック

P1010163.jpg

さて、ばらしていきますか。 ケースプーラーでパクっと

P1010166.jpg

ぱかっと。さて犯人は・・・・

P1010167.jpg

んー


P1010169.jpg

どこにもいねえ

ミッションが噛んじゃってる事もないわけで・・・

P1010170.jpg

んー。つまり話をまとめると。

このエンジンは誰かが組んで、それをまた誰かがばらして組んで。

そして初オイル交換はうちがやった。 異音大。不調。という事で

お預かり。

そうなると、オイル抜いた時にはボルトなんて出てきたわけは無いので

最初からカムスプロケットボルトは組み忘れられてたわけです。

そして、ケースのクラックが2箇所ありました、カムチェーンスリッパーの受け

ブローバイを逃がすラビリンス部分。 これを考えると

当初組んだ時点で、組んだ人物はケースのクラックを知っていたという事になります。

もっと言えばプライマリーギアの破損、オイルポンプギアの歪みも発覚しました。

誰が組んだどうやって組んだ、犯人探しは私の仕事じゃないので、私はこのエンジンを

安全に完調に組む事が仕事。

そっちに集中します。  が。 少しだけ言わせてもらうと

「ちゃんと組み上げる自信、知識が無いのなら遠慮してもらいたい」って事。

自己満足で手を出すにはリスクが大きすぎます。今回の重大ミス。人が死んでもおかしくない事案です。

M6の小さなボルトでもミッションに噛み込んだり、それが交差点の真ん中だったり高速だったり。

組み方を見ればしっかりとした知識があって組んでるとは思えません。

これ以上は言いませんけど。バイクは小さいから安易に考えやすいですからね。注意しましょう。

クランクケースの破損部分を溶接して直しました。

P1010171.jpg

まず、スリッパーが入る下部。

リューターで少し修正して、アルミ板を切って作りました。

P1010173.jpg

TIGで溶接します。

クリアランス的には余裕があるので、強度重視で溶接ビートは削りません。

P1010176.jpg

クラック部も溶接

P1010177.jpg

何点か部品を注文しないといけないので、盆休み明けかな。

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